歯と臓器の関連性~パラセルサスクリニック研修4~
スイスの医科歯科連携の自然療法医学併用の医療機関であるパラセルサスクリニックでは、初診時には必ず歯科用パノラマレントゲンを撮影し、また視診と合わせ歯科的な疾患と全身状態がリンクするかチェックをすると以前述べました。医師による医学的な治療(Biological Medicine)と並行し、Biological Dentistryとして歯科医師により対象の臓器と相対する歯牙に水銀を用いたアマルガムが充填されているのであればその除去を、金属充填であればこれも除去しメタルフリーにします。また歯性病巣感染の原因となる根端病巣も確実に直し、さらにそれが保存不可能と認めた場合は即座に抜歯するとのことでした。さらに欠損歯にインプラントを入れる場合は必ずジルコニアを使用し、義歯の場合は金属のバネを使わないノンクラスプデンチャーにするとのことです。
(写真上はインプラントの説明を行うラウ院長)
パラセルサスクリニックでのBiological Medicineは
1. 現代病の最も大きな原因は体内に入り込んだ毒である。有毒物質は人間が本来
持っている自然治癒力を奪う→デトックス
2. 腸と腸内細菌は免疫系と解毒作用の主役である→腸とマイクロフローラ
3. 身体の各臓器は修復可能であるので、本来の臓器の持つ役割を取り戻せば病気は治る→アンチエイジング
という3つのコンセプトで治療にあたっているとのこと。
(写真下はクリニックの3つのコンセプト)