ストレスと口腔(2)歯軋りについて|西新宿で東洋医学・小児歯科・統合医療による歯科治療を行なう小野田歯科医院

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ストレスと口腔(2)歯軋りについて

2008.5.1

通常、人間の1日の上下の歯牙の接触は、咀嚼、嚥下などの摂食時(唾液の嚥下も含む)や無意識な時も含め、僅かな時間に限られます。顎口腔系になんら異常がない場合は、通常安静時には上下の歯牙は約2㎜の空隙を有しているといわれています。

無意識下に行われる上下の歯牙の接触は歯軋り(Bruxism)と呼ばれ、接触の仕方により、clenching型、grinding型、tapping型に分けられます。また原因による分類では、咬合起因によるもの、中枢性によるもの、その両方が原因の混合性のものに分類されます。日本では咬合由来とする考えが主流ですが、欧米では中枢性由来とする考えが主流となっていて、国際学会においても現在論争中であり、いまだにその原因は定かではありません。

しかし発生学ならびに生理学的な観点から歯軋りを考えると、歯及び咀嚼器官はヒトにおいても進化の過程に見られるように、情動行動発現の器官として重要な意味を持ち、情動ストレス発現の方法として上下顎の歯牙を噛み締める、あるいはこすり合わせるという生理機能によってストレスを発散させているものと考えられています。すなわち高度に進化したヒトにおいては、ストレス受容時に理性による攻撃性の抑制によって、動物が本来持っていた咀嚼器を用いる攻撃性の発現が、睡眠ブラキシズムに変化したものと考えられます。

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