虫歯の進行|西新宿で東洋医学・小児歯科・統合医療による歯科治療を行なう小野田歯科医院

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虫歯の進行

2007.4.1

学校検診等で耳にしたことがあると思いますが、齲蝕すなわち虫歯はその頭文字をとり、C0(ゼロ、またはオー。学校歯科では要観察という意味でobservationのオー)からC4に区別されます。また齲蝕には発生する部位により、歯牙の表面に起きる「平滑面齲蝕」と臼歯などに存在する小窩裂溝におきる「小窩裂溝齲蝕」とにも分けられます。

C0は前述したように、歯牙の表面であるエナメル質の構成成分からCaイオン類が溶け出すと、その透明感を失い白濁化してきます。その状態をC0と定義します。C1はエナメル質に限局する齲蝕で、殆ど自覚症状がなくつい放置しがちですが、この程度のときに治療をしておけば、治療時の痛みが無く局所麻酔の必要も無いことが多いです。齲蝕が進みエナメル質を超えて象牙質に進むとC2なります。C2の段階であれば治療も時間がかかりませんが、甘味痛⇒冷水痛⇒温水痛と自覚症状が進むにつれ自発痛が生じ、絶え間のない激痛に襲われるようになると、齲蝕は歯髄(神経)にまで進み、C3となります。

原因菌による感染症である齲蝕は、人体の組織の中で一番の硬度を有する硬組織であるエナメル質や象牙質を溶かし、それらにより守られている軟組織である歯髄にまで到達し感染が進んだことになります。このような状態では感染歯髄を除去し(抜髄)根管治療を施すことになるので、治療に時間を要しさらに治療時に麻酔や切削などの苦痛を強いられる場合があります。さらに齲蝕が進むと完全に歯冠が崩壊し歯根しか残っていない状態がC4です。C4で歯髄の感染が進むと歯髄は腐り、根の先が化膿し歯根膜炎を併発すると激痛を伴うだけでなく、当該歯付近の顔面の腫脹を伴う歯槽骨の骨膜炎や骨髄炎を起こすことになります。特に下顎の顎下空隙に炎症が落ちると、呼吸困難を起こし死に至る重篤な感染症となる場合もあります。C4の治療は急性症状があれば、その消炎をはかった後に殆どの場合抜歯となります。

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