第243回 再び最近、歯軋り・食いしばりによる弊害を起こす人が増えている!|西新宿で東洋医学・小児歯科・統合医療による歯科治療を行なう小野田歯科医院

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第243回 再び最近、歯軋り・食いしばりによる弊害を起こす人が増えている!

2023.2.1

2月診療室

2月化粧室2
今回から当院が有する30枚近い絵画のうち、月替わりで診療室とお化粧室に飾っている季節に合ったリトグラフの写真をアップしていきます。ただし健康ブログの内容とは関係ありません。
2023年2月は待合室に飾ってあるものが今から79年前の1944年に刊行されたアメリカの雑誌「The New Yorker」3月18日号の表紙を飾った版画、お化粧室に飾ってあるものがディズニー映画バンビのキャラクターデザインをしたルイス・ウォルター・シュミットの「AKIMBO」と題するハリネズミのリトグラフです。

以前2015年5月~8月の健康ブログに、最近ある矯正歯科医との雑談の中で歯軋り・食いしばりがひどくて、矯正の治療に支障をきたす人が増えているとの話を聞きました。当時当院でも噛み合わせが強すぎて歯が割れたり、歯の神経が炎症を起こし激痛が起きて来院される方が増えているとの経験から、「最近、歯軋り・食いしばりによる弊害を起こす人が増えている!」としてシリーズで4回書きました。件の矯正歯科医は3.11の東日本震災関連の社会不安から、ストレスを感じる人が増えてきた結果、咬合性外傷が増えてきているという見方をしていました。

同様な社会不安といえば、3年前の2020年4月に我が国初の新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言が発令されて以来、コロナウイルスは変異を繰り返し緊急事態は発令されなくなったとはいえ日本ではこの3年間に、合わせて8回の感染の波を経験し現在の8波ではコロナによる死者数が過去最多となり厳しい感染状況です。加えて昨年の2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻によって、戦禍という直接的なものではないものの、我が国は多大な間接的影響を受けております。さらにはロシアのみならず中国や北朝鮮という国々の先の見えない動向によって、現在日本国民が目に見えない不安を受けていることは紛れもない事実です。日本人は東日本大震災という甚大な被害を被っても、同じ日本人同士が助け合うことで光がやがて見えてくる、という明るい希望や固い信念の元で人々は頑張ってきました。しかし我々から見ればあまりに説明のつかない理不尽な国家としての行動は、人種の違いや国情の違いがあるとはいえ同じ宇宙船地球号に乗っている人間として、果たしてどうなのかと首をひねりたくなります。

おそらくコロナとウクライナ等が原因で今の日本国民は、現在目に見えない多大なストレスを感じているのかと思います。このストレスは東日本大震災後の比ではないかと思います。中医学ではストレスまたはストレス状態であることを「七情鬱結」といいます。この七情とは人間の持つ「喜」「怒」「憂」「思」「悲」「恐」「驚」の七つの感情を指します。そしてその七つの感情は五臓六腑と深く関係し、過大なあふれた感情が臓器を障害し病気を作り出します。この「七情鬱結」により歯軋り・食いしばりによる弊害を起こす人が最近非常に増えているのだと思われます。
 

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