口腸免疫健康法(7)|西新宿で東洋医学・小児歯科・統合医療による歯科治療を行なう小野田歯科医院

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口腸免疫健康法(7)

2005.4.1

先月述べたB細胞系の抗体は血中に絶えず流れていますが、平常時にはその量は多くはありません。ところがひとたびからだの中で問題が起きると、T細胞系よりの命令がくだり、B細胞系が大量動員されることになります。

腸管には繊毛上皮で覆われたまるで北欧のフィヨルドのような小さな凸凹があり、そこには免疫細胞や白血球などの生体を守るための細胞が、防衛軍となって配備されています。そして口腔内にある生体防御の第一関門である、ワルダイエルのリンパ輪を通過し、強酸性の胃酸がある胃の中をも通過した外敵は、腸管の中で待ち構えているこれら防衛軍と戦うことになります。

腸管の中にある分泌型IgA抗体は、体全体のIgA抗体の70%近くを占め、残りは口腔内にあると言われています。また首の下の胸腺を経由しない胸腺外T細胞の60%以上が腸管に存在するといわれています。このことから腸内は免疫の最前線であり『腸は健康維持のかなめ』といわれています。くるみほどの大きさの喉の奥にあるリンパ輪の表面積は、畳15畳程といわれていますが、腸管に存在する凸凹の襞の面積はテニスコート一面分の広さがあります。

人体の免疫に大きく関わっている腸と口の免疫を、食べ物が入る順番から(そして歯科医である私はまず口を扱うことから)口→腸ということで『口腸免疫』と名づけ、歯科医が提唱する健康法として『口腸免疫健康法』と提唱したわけです。

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