口腸免疫健康法(6)|西新宿で東洋医学・小児歯科・統合医療による歯科治療を行なう小野田歯科医院

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口腸免疫健康法(6)

2005.3.1

3月になったとはいえ相変わらず乾燥した冬らしい日々が続いおり、インフルエンザもまだ完全には下火になっていないようです。インフルエンザや風邪はインフルエンザウイルスやアデノウイルスによって引き起こされます。喉の奥にはワルダイエルリンパ輪という、外部から進入した病原性細菌やウイルスなどの、人体に害を与える病原体をせき止める関所(関門)があります。ワルダイエルリンパ輪は粘液で覆われており、そこでは初期の免疫抗体であるIgAが分泌され、日々人間が健康を保つために機能しています。

免疫機能の仕組みは、基本的にT細胞系の関与する『細胞性免疫』と、B細胞が関与する『液性免疫』、そしてNK(ナチョラルキラー)細胞のようなもともと人間に備わっている『自然免疫』とが、互いに関連しながら生体を外敵から防御する働きをしています。B細胞は先ほど述べたように斥候に出た分隊の役割を果たす初期免疫を担うIgAのほかに、IgG(免疫グロブリンG)、IgM(免疫グロブリンM)、IgD(免疫グロブリンD)、IgE(免疫グロブリンE)の5種類があります。

IgGとIgMは感染防御の第一線部隊で小隊・中隊の役割、IgDはリンパ系が関係するといわれていますが、まだ良くその機能は解明されていません。IgGは抗体の主力部隊で量も一番多く大隊となります。例えばウイルスによる風邪を引いた時、T細胞系と協力しウイルスに破壊された細胞の排除を行い、炎症症状の消退を図ります。このT細胞系との共同作戦はT細胞の本来の役割であるがん細胞の攻撃にもみられます。IgEは花粉症やアトピーなどのアレルギーに関係し、むしろ行き過ぎた攻撃で人体に害を及ぼします。

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