口腸免疫健康法(4)|西新宿で東洋医学・小児歯科・統合医療による歯科治療を行なう小野田歯科医院

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口腸免疫健康法(4)

2004.12.1

身体内部に潜り込んだ細菌にとっては、本来の免疫機構が働くまでの間は適度な温度・栄養からみて住みやすい環境となります。身体そのものがあたかも細菌の培養をするための培地のようになります。また咽頭周囲のフィルターから入り込んだ細菌は、リンパ液や血液の流れに乗って身体の隅々まで運ばれてさまざまな病気を引き起こします。この様な病気は『慢性扁桃病巣感染症』と言われていますが、詳しい起序はまだ明確には分っておりません。

昔からアデノイドとか扁桃腺肥大などと言われて、何度も熱を出すような場合は、扁桃腺を切ってしまうことがあります。しかし最近ではそれらを切除することに対して賛否両論があり、どちらが正しいのかは現代医学の知識を持ってしても、意見が分かれるのが現実です。盲腸必要不必要の論争と同様、不要説を唱える先生にとっては、扁桃腺摘出手術が免疫機構にたいして重大な影響を及ぼすことが判明した時、愕然とすることでしょう。

のどの奥にある扁桃腺には、ワルダイエル咽頭リンパ輪といわれる免疫組織があり、吸込む空気に含まれている細菌を撃退するために存在しています。ワルダイエル咽頭リンパ輪といわれる免疫組織は、細菌が体内に侵入してくるのを少しでも効率よく撃退するために、吸気に含まれた細菌とできるだけ広い表面積で接触できるように作られています。まるで無数のヒダを持って効率よく栄養分を吸収しようとしている、胃や腸の消化管のヒダと同じ構造です。一方は栄養をターゲットに、一方は細菌をターゲットに、対象となる物は違っても出来るだけ効率を求めるために、接触面積を広げるために複雑な入り江のような形(陰窩)をしております。通常、人の扁桃腺(ワルダイエル咽頭リンパ輪)の表面積はタタミ15畳ほどの広さだと言われております。

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