歯科医院での恐怖感を取り去るには?|西新宿で東洋医学・小児歯科・統合医療による歯科治療を行なう小野田歯科医院

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歯科医院での恐怖感を取り去るには?

2001.9.1

『調身、調息、調心』
東洋医学でよく使う言葉で、仏教用語。背筋を伸ばし姿勢を正し
深くゆっくりと呼吸すれば、心が整うという意味。

歯科医院での歯の治療は怖いですか?確かにあのキーンと歯を削る音(タービンと言うのです)は不快感や恐怖感を覚えますよね。私だってそうです。だから虫歯や歯周病にならないように、きちんとブラッシングをし食生活などの日常に気を配っています。いったんなった虫歯は自然に治りませんし、歯周病も初期は気がつかないことが多いので、おかしいなと思ったら早めに歯科医院で見てもらいましょう。早期発見、早期治療はあなたが感じる痛みを出来るだけ少なくする近道です。

では歯科医院で治療を受けるときに、少しでも痛みを感じないようにするにはどうしたらよいのかをお教えしましょう。痛みには、物理的に刺激されて起こる本当の痛みと、少しの痛みでも恐怖感が痛みを増幅させてしまう場合とがあります。前者はもしあなたが局所麻酔にアレルギーがなければ、麻酔の注射を打ってもらえば解決します。後者はなかなか克服するのが困難です。それは歯医者は怖いと言う先入観がなかなか消せないからです。麻酔をしても歯を削られるときはいつ痛みがくるかと身構えて、ついつい肩に力が入って手を握り締めていませんか?実はこれがだめなのです。手のひらをグーにすると交感神経が緊張し血圧が上がってしまいます。ですから歯の治療の際には、手のひらを開き上に向けて肩の力を抜き、腹式呼吸でまずゆっくりと息を吐き出し、その後ゆっくりと息を吸ってください。口での呼吸は水や唾液があり出来ないので、鼻を使った鼻呼吸となります。息を吐くのが60%、吸うのが40%ぐらいのつもりでやってみてください。

手のひらを開くことで副交感神経が優位になりリラックスしやすくなります。仏像もそうですよね。阿弥陀如来などの柔和な顔は、悟りを開いた顔で皆手のひらをパーにしています。その反対に仁王像は手を握り締めていますよね。緊張するから手を握り締めますが、逆に手を握り締めることで緊張状態が生じてしまうのです。ほら昔からあがらないようにするには、手のひらに三回『人』と言う字を書いて飲み込めなどと言うではないですか。あれはあがる=緊張で手のひらをグーにしているのを、開かせるための手段なのです。今日から実行してみてください。

次回の健康ニュースは10月末です。

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