喫煙と歯科疾患(2)口腔内環境の変化|西新宿で東洋医学・小児歯科・統合医療による歯科治療を行なう小野田歯科医院

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喫煙と歯科疾患(2)口腔内環境の変化

2010.12.1

喫煙者の唾液の特徴は、非喫煙者の唾液と比べると粘調度(サラサラしていない)が高いことが多く、同時に歯石沈着も多くみられます。これはタバコの煙中に含まれるアンモニアが原因であるとされています。また唾液の粘調度の低下により、黄色く変化したり黒く変化した舌の上の苔である舌苔も厚くなり、味覚の異常が起こるとも言われています。
この味覚の異常は、舌苔による物理的変化によってもたらされたものですが、ニコチンやタール分などの化学物質そのものが舌の上の味を感じる器官である味蕾に直接作用し、味覚細胞の活動を阻害するとも考えられています。

またニコチン作用により血管が収縮し、歯周ポケット内の酸素分圧が3割程度低下することから、歯周病原因菌の増加ならびに病原菌産生の内毒素に対する宿主免疫応答の低下が起こると考えられています。同様にこの酸素分圧の低下は、抜歯後の治癒不全やインプラント手術の予後不良を招くことから、歯科手術のリスク回避のためにも禁煙指導が必要となってきます。インプラント手術を希望する喫煙者には施術をしない歯科医もいるほどです。

また一方、家庭内での受動喫煙による小児のう蝕増加も取りざたされていますから、ますます喫煙者は文字通り「煙たがられる」存在となっているようです。

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