健康産業流通新聞取材記事(後編その1)
健康産業流通新聞第950号の特集記事「機能性軸に販路拡がる乳酸菌生産物質」の記事
より・・・『近年の腸内フローラブームによりクローズドマーケットからオープンマーケットにまで販路を広げている乳酸菌生産物質。(中略)先行き楽しみな乳酸菌生産物質は、医科向けルートも開拓しており、従来その中心は代替医療のクリニック。ただ最近は歯科領域のでの広がりが目に留まり、その利用方法の多くが口腔内フローラの改善で、口腔内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすというもの。東京渋谷に診療所を構える小野田歯科医院では、院長が実際にう蝕菌や歯周病菌の増殖抑制を確認している。さらにその作用機序の一つとして、腸内環境改善により体の免疫の70%を占めるという腸管免疫が向上することで、口腔の免疫力が高まると推察している』
ドクターインタビューは以下の通りです。
Q.先生の医院で乳酸菌生産物質を扱い始めたきっかけは?
A. 2000年ごろ私は日本歯科東洋医学会の理事を務めていたこともあり、使われることでの認知向上を目的に、色々な企業が漢方やサプリメントのサンプルを送ってきました。その企業に対しエビデンスを求めたところ、大半は「企業秘密ですから」と断られたのですが、今使用している乳酸菌生産物質(12種類の乳酸菌と4種類の酵母菌を共棲培養したエキスの企業だけは、基礎研究や臨床研究のデータを提供してくれました。それで私も「本格的に取り組もう」と決心したのが始まりです。
また当時歯茎が腫れて頻繁に通院していた患者が乳がんになり、2年ぐらい来院し」なかったのですが、久しぶりに来た時に医院に置いてある乳酸菌生産物質と同じものを摂取していて「体の調子が良く、口の中もきれいになった」と言うので、診察してみたら確かに改善していたのです。それで乳酸菌生産物質の効果を追求するために企業に連絡してみたところ、医師による勉強会を開いているというので参加したのも、取り扱いを始めた大きな要因です。
次回後編その2に続く