口腔乾燥症=ドライマウス(3)|西新宿で東洋医学・小児歯科・統合医療による歯科治療を行なう小野田歯科医院

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口腔乾燥症=ドライマウス(3)

2009.9.1

昨今特にドライマウス患者が増加しているといわれる原因を考えてみますと、第一に考えられるのは、国民の口腔に対する意識の向上が上げられます。欧米特にアメリカでは「KissとSmileの文化」だと言われています。自分を取り巻く人間に対する親愛表現であるKissとSmileは、当然のことながら口腔周囲が大きく関わることから、自己責任としての口腔ケアが必須となってきます。日本の社会環境が変わり口腔に対する意識が欧米化してきたことで、口腔環境の些細な変化に対して敏感になったことが、ドライマウス患者の増加の原因であることは間違いないでしょう。

次に考えられるのはストレス社会の蔓延です。日本は学歴社会であるがゆえに、人間を取り巻くストレスは低年齢化しており、成人にあっては職場環境における対人ストレスが急増しています。現代人はストレスの攻撃を繰り返し永続的に受け、それは潜勢化していることになります。すると上昇した血圧や血糖値はそのままになり、心臓血管系や自律神経系に負担を与える結果、糖尿病、高血圧症、心身症などを生じます。ドライマウスも同様です。唾液腺は自律神経支配であり、ストレスにより交感神経が優位となれば、唾液の分泌が抑制され、副交感神経が優位となれば唾液分泌が促進されます。「固唾を呑む」状況を考えていただければお分かりかと思います。

ドライマウス患者急増の第三の原因は、薬剤依存性の生活が考えられます。平均寿命が延びても生活習慣病などで生活のQOLが維持できなければ、当然内科的治療手段としての薬剤の投与がされるわけですが、この薬剤によっては副作用としての「口渇」が生じることになります。

第四の原因としては食生活の変化や老化により、咀嚼筋群などの口腔周囲筋の筋力低下が起こり、その結果刺激唾液の分泌低下が生じることです。

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