口腔乾燥症=ドライマウス(2)|西新宿で東洋医学・小児歯科・統合医療による歯科治療を行なう小野田歯科医院

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口腔乾燥症=ドライマウス(2)

2009.8.1

ドライマウス研究会(代表斉藤一郎鶴見大学歯学部口腔病理学教授)ではドライマウスは「口腔乾燥症」とも言い、唾液の分泌不足などにより口の中が乾燥した病態を指す定義づけしています。しかし我が国ではこの口腔乾燥症は疾患として取り扱われておらず、また保険請求上においても正式な傷病名ではないことから、明確な定義ならびに診断基準としては未だ確立されていないという現実があります(但し口腔乾燥の症状を主症状の一つとするシェーグレン症候群に関しては、厚生省研究班による1999年の診断基準が存在します)。

ドライマウスは齲蝕症や歯周病の悪化、舌痛症や味覚障害など、様々な口腔症状の原因となります。前出の斉藤教授によれば、日本では推定3000万人近くつまり日本の人口のおよそ25%の人が、ドライマウスの症状を呈すると云われています。口腔乾燥症状は単に唾液の分泌量の低下だけでなく、唾液の粘性亢進や唾液pHの変化など唾液の性状の変化も見られることから、自覚症状を持つ方は要注意です。

通常1日に分泌される唾液は、成人で約1500ccであるといわれています。唾液の役割としては、①口腔粘膜保護・修復作用(口腔を通過する固体や液体などの飲食物からの物理的・化学的刺激や、発音時や咬合時の歯牙ならびに補綴物からの物理刺激から粘膜を守る。また食物に唾液を混ぜ膨潤させた上で食道へ送り込むことで、食道粘膜も保護する)、②消化作用(唾液中のアミラーゼによる一時消化)、③抗菌作用(唾液中のリゾチウムによる)、④免疫作用(初期免疫であるIgAによる)などが挙げられます。

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