その他の主な口腔粘膜の病変について|西新宿で東洋医学・小児歯科・統合医療による歯科治療を行なう小野田歯科医院

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その他の主な口腔粘膜の病変について

2009.3.1

【慢性再発性アフタ】
円形潰瘍の周囲に紅い盛り上がりが見られ、潰瘍面は白色か灰白色をしています。ベーチェット病の初期症状との鑑別が必要です。
【義歯性(褥瘡性)潰瘍】
義歯装着時に義歯の内面が接する部分を床下粘膜と言い、他の口腔粘膜と同様に最表層は重層扁平上皮で覆われています。この粘膜下には骨が存在し、これらを併せて顎堤と呼んでいますが、顎提は咬合力を受け止め義歯を支持または維持する役割を有します。例えば顎骨に大きめな骨隆起が存在すれば顎堤は盛り上がり、義歯作製時にはその場所を避けあるいは緩衝したりして、義歯が当たらないように事前に配慮できますが、ところが小さな骨隆起や骨の鋭縁が存在しても、顎堤には顕著な盛り上がりとして出ないため、しばしばこれらが義歯の沈下により当たりとして出て、潰瘍を形成します。また咀嚼や咬合あるいは口の開閉に関与する筋の動きにより、義歯がその運動を妨げた結果口腔内に義歯による傷が出来ることもあり、口腔運動の再現の複雑さと相俟ってある意味術者のテクニックエラーとなることから、この辺は義歯製作の際のいわゆる勘所となっています。
【歯科金属アレルギー】
歯科用金属アレルギーがあるために起こる関連の疾患としては、接触性粘膜炎、歯肉炎、舌炎、口内炎、口角炎、口唇炎、扁平苔癬、掌蹠膿疱症、異汗性湿疹、湿疹、蕁麻疹、仮性アトピー性皮膚炎等の、口腔粘膜・皮膚疾患が報告されています。歯科医療においては、一部メタルフリー化が進んではいるものの、現在のところ金属をまったく使用せずに治療を行うことは、経済的なことを考えるとなかなか難しい状況です。歯科で使用される金属の種類もAu,Ag,Cu,Pt,Pd,In,Sn,Ir,Zn,Ni,Fe,Mo,Co,Crなど多岐にわたります。金属アレルギーは、口腔内に装着された修復物や義歯の金属が唾液に触れてイオン化し、上皮粘膜下組織の繊維性組織と結合し、生体には通常存在しない異種蛋白が出来ることから始まる免疫応答であるといわれています。

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